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100m 末続慎吾  2005/06/22(Wed)
身体という宇宙  2005/04/22(Fri)
男性のお洒落について  2005/02/07(Mon)
「2時間でわかる 図解・武士道」  2005/01/26(Wed)
網野善彦先生  2005/01/04(Tue)
最近読んだ本  2004/09/10(Fri)


  100m 末続慎吾
久々に、本を買ってはしゃいでしまいました!
見つけて開いた瞬間、嬉しくて嬉しくて。
恋に落ちるように胸がときめいた!といっても決して過言ではありません(笑)。

たまたま立ち寄った書店で見かけ、私をレジへ直行させたその本は…

「100M 末続慎吾 「かけっこの天才」の真実」

世界陸上ヘルシンキ大会の開幕を8月に控え、いやがうえにも気分が盛り上がります!
前回、パリ大会では、アジア人として初の短距離種目でのメダル獲得という
快挙を成し遂げた末続選手、今回はどんなことをやってくれるのか、
本当に楽しみで楽しみで仕方ありません!!!

人をワクワクさせたり、感動させたり。
スポーツって、そしてスポーツ選手って、本当にすごいなあと思います。
とくに陸上は、「ただ走る」競技なだけに、人間の「本能」に訴えるのですよ。

元・陸上部の人間としては、当時の大会での緊張感を懐かしく思い出しながら
観るという楽しみもあり(レベルは大違いですが…(苦笑))、
とにかく時差になんか負けていられないのです!

と、そんな8月の本番の瞬間を楽しみに、あと一ヵ月半。
きっとそれまでに、この本は何十回となく読み返されることでしょう。
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Date: 2005/06/22(Wed) No. 81


  身体という宇宙
先日「オニババ化する女たち」(光文社新書・三砂ちづる著)という本を読みました。

「女性の身体性を取り戻す」とサブタイトルにあるように、女性特有の身体機能の焦点を当てて、自分の身体と向き合うことについて、書かれています。
妊娠や出産など、女性としての身体に備わった機能をきちんと使わないと、エネルギーがきちんと消費されないというか、消化されないというか、昇華されないというか。
そうなると、オニババ化しちゃいますよ、ということです。

…少々、かいつまみすぎましたが、「身体を意識する」という点でも、とても興味深い本でした。

この本は女性の身体を中心に書かれていますが、身体を意識する入口として、男性にとっても読んで損はない本ではないかと思います。

もともと私は、身体を動かすのが好きなこともあり、また狂言も、台詞にしても所作にしても、身体を使って体得して表現する物ですから、自分の身体に対して敏感な方だと思います。

というか、身体を自分の思い通りに動かす、コントロールすること自体に、喜びを感じたりします(笑)。

自分の身体がいくつの細胞で構成されているかは知りませんが、その一つ一つにまで、神経がいきわたるような感覚。
何秒でどれくらいの距離をどう動くか…身体を通して、時間と空間を把握するような感覚。

トップアスリートの言う「ゾーン」には程遠いですが、人間なら誰しも、身体との対話ができるのだと思います。

以前「全体は一部をあらわし、一部は全体をあらわす」という話を聞いたことがあります。
細胞一つ一つは、人間全体とよく似ているという話です。
例えば人間が、自分は不必要なのだと感じて無気力になるように、細胞も自分が不必要だと感じると、無気力になるそうです。

つまり、目や耳が少し悪かったとして、それを補うために機械を使うと、本来まだ働ける細胞が働かなくなる、ということです。
まるで細胞に意思があるように、そういうことが起きるそうです。

そう考えていくと、身体の中に宇宙があるような気がします。
ただの身体、ただの小さな細胞ではなくて、そこから感じられる「全体」というものがあるのだと思います。
身体が持っている力や仕組みは、自然のひとつですから、知識が及ばない知恵がつまっているのだろうな、と。

その知恵を少しでも知るためには、やはり身体を使わないといけないのだろうと思います。
使えば使った分だけ、感じれば感じた分だけ、何かが得られるような気がします。

それに、「身体を動かす」といっても、身体だけが動いているわけではないのですよね。
頭(脳)を使って身体を動かして、それによって何かを感じて、こころが動く。
頭と、身体と、こころと、全部をうまく使って毎日を過ごせたら、とてもしなやかで気持ちよさそうだな…と思いました。

そんな「しなやかな人」になりたいものです。







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Date: 2005/04/22(Fri) No. 65


  男性のお洒落について
先日「Gentry」という雑誌を見つけ(男性誌)、思わず購入してしまいました。

謳い文句が「最上級の男のための最上級スタイルマガジン」。
「最上級の男」って…どんなんだろう?
という素朴な疑問もあり、つい手にとってしまったわけですが。

ぱらぱらと見ていくうちに、ふと思い出したのが、「アラン・フラッサーの正統服装論」です。
いまとなっては結構古い本で、私も知人から借りただけなので持ってはいないのですが、とても印象的な本でした。

背広の作りと各パーツの解説(襟の形、ポケットの種類、ベントのタイプなどなど)や、シャツに使われるチェック全種類の名称とパターン一覧、ネクタイの結び方…。
さらに、ウィンザー公など今トラデイショナルと言われる、当時の流行を作り出した人物のエピソードも書かれており、とにかく凄い(笑)本でした。

男性のお洒落、というとアイテムが限られているだけに、それぞれに「こだわり」と「物語」が感じられるような気がします。
そしてやっぱり「正統」なものの美しさがあってこそ、崩したときのお洒落感とか、楽しさが生きてくるのよね〜、と思いました。

ま、これもあくまで私の好みであり、感覚なのですが(笑)。

もともと自分もそういうこだわりは好きなので、ふむふむと、「正統服装論」も「Gentry」もかなり楽しんで読みましたが、
ふと。和装に関するこういう本って、あるのでしょうか?

在原業平は稀代の色男だったとか、織田信長は「傾き者」といわれる奇抜なファッションをしていたとか、いろいろ有名な話はありますが、それが実際にどんな装いで、何が正統だった時代に何が「傾き」だったのか??
そういう日本人の美意識に基づいた男性のファッション考察って、あったら面白いなあと思うのですが、あるのでしょうか?
鎧・兜とか、合戦にまつわる本は見たことありますが、それ以外ってあまり見た記憶が…。
(といっても、今思いついたような話ですから、私が知らないだけか!)

今の男性の和装って、日常的にはほとんど見ないですし、着慣れてないと正直あまりかっこよくなかったりして、無理に勧めたいとも思わないのですが(笑)。
あ、いや、これはちょっと問題発言!?
えー、本当はもっと着て欲しいとは思うのですが、どうせだったらかっこよく着て欲しいな、ということです。はい。

ま、それはともかく。
昔の装いは、それこそ「こだわり」満載で、それぞれの人となりも含んだお洒落なので、夢があるというか、楽しい気がします!
本当にそういう本、あるなら読みたいですし、ないなら自分で作っちゃおうかな!とまで思ったりして。

話がだいぶあちこちしてしまいましたが…。
一応今日のタイトルは「男性のお洒落について」でしたので、
藤九郎が考える、男性のお洒落のキーワード。
「こだわり」ということでまとめさせていただきます!
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Date: 2005/02/07(Mon) No. 33


  「2時間でわかる 図解・武士道」
小さい頃ほどではありませんが、よく本を読みます。
昔は本屋さんに行くと、いろいろ読みたくなって見てまわるうち、数時間経っていた…ということもありました。

途中で読みかけになっている本もありますし、読んだ事を忘れてしまう本もあります。
そんな中で、何か読もうかなと本棚を探っていると「ああ、こんな本も読んだなあ」というものに出くわします。

今日はまた珍しい物を見つけてしまいました。
「2時間でわかる 図解・武士道」です。

なぜこの本を買ったのか?(*しかもちゃんと読みました)考えてみました。

基本的には、面白半分だったと思います(笑)。
ただ、精神論としての武士道には共感を覚える部分が多いのですが、やはり社会背景や武士の実際の生活ぶりをしらないと「リアル」なものにならないと思ったのかな、と。
現在の自分が、現在の社会や生活のものさしで考える「武士道」と、当時の背景を踏まえて考える「武士道」は違うような気がします。

と考えると、日頃宗家がいう「日本室町化計画」と同じ発想をしていることに気付きます。
やはり兄弟だからでしょうか…。

「日本室町化計画」というのは、
狂言を、知識としてではなく実感・経験として楽しむために、当時の常識や季節感、言葉遣いや風俗を知ってもらおう。昔の日本人の美徳が、自分達の自然な感覚になるといいなあ。
というものです。

知識が実感になってこそ、文化が本当に「身近」なものになると思います。

しかし「狂言を身近に」はわかるけど「武士道を身近に」してどうする!?と言われそうですが。
でもそこは相通じるものがあるのです!
是非狂言を観て、ついでにこの本も読んでみてください(笑)。
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Date: 2005/01/26(Wed) No. 25


  網野善彦先生
今日、一冊の本を読み終えました。

「僕の叔父さん 網野善彦」(中沢新一著・集英社新書)です。

昨年末に東京駅のkioskで偶然見つけたのですが、
「日本の歴史学に新たな視点を取り入れ、中世の意味を大きく転換させた偉大な歴史学者・網野善彦が逝った。・・・」
本の紹介文を読んで、二度びっくりしました。

網野先生の著書は、以前に数冊読んだことがありました。
中世の中でも職人や芸能者に関する研究をされていたので、テーマそのものも狂言師として大変興味深いものでしたし、またその独特な歴史観や語り口に惹かれて、書店で著書を見つけると必ず手に取るという感じでした。

でもそんなにご高名だったことを存じ上げなかったので、まずびっくり。
そして他界されたことを知って二度目のびっくり。

こんな事なら、一度お手紙でも出しておきたかった…。
と言っても、今まで本を読んでファンレター?を出したことなど一度もないですけど(笑)。

この本は「極私的網野論」だそうですが(著者あとがき談)、
「人間」や「自然」、「神」、「聖なるもの」をどうとらえるか、それぞれの係わり合いや社会における意味・・・。
私が惹かれた網野先生の観念のルーツを知ることもでき、また学者・研究者と言われる方々はこういうことを考えているのか!と、その頭の使い方に感心したり、新しい発見もあって、とても楽しく収穫のある読書でした!
満足、満足。

人間いろんな欲求がありますが、知的欲求というのもあるんだなーと、ふと感じました。
新しいことを知った喜びや満足感って、気持ちいいものだなあ、と
あらためて感じた一冊でした。

それに…頭は使わないと衰えると思っているので(笑)。
これでちょっと衰え防止になったかなと、妙なところでも喜びを感じています。
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Date: 2005/01/04(Tue) No. 14


  最近読んだ本
先日、小松空港で機内で読む本を探していたところ・・・見つけてしまいました。
「末続慎吾×高野進 栄光への助走」

感想はいろいろありますが、とりあえず読後第一声は「高野先生の下で走りたい!」でした(笑)。
周囲はこれを聞いて「才能があればねえ…。」と答えてくれました。うーん。
身の程知らずかも知れませんが「走りたかった」ではなく「走りたい」というところがミソでして、今、走りたいんですね。
もしも将来、高野先生が生涯学習(?)的な方向で指導を始められたら、真っ先に弟子入りしようと思います。

とりあえず今はその日を夢見て、サボっていたトレーニングを再開することにしましょう!




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Date: 2004/09/10(Fri) No. 1


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