タイトルの「1GIANT LEAP」(ワン・ジャイアント・リープ)というのは、イギリスの音楽ユニットの 名前です。
月面に初めて降り立ったニール・アームストロングの名言
「That's one small step for man,one giant leap for mankind」 (一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ)
からヒントを得た、ユニット名だそうです。
「The Unity in the Diversity〜多様性の中のUnity〜を探るため、世界中の文化人、科学者、 アーテイスト、ミュージシャンの音やメッセージを記録する旅を開始。 1999年から1年間北米、ヨーロッパ、アジア、アフリカを中心に20カ国を訪れ、その旅の模様を記録したドキュメンタリー映像作品&サウンドトラックはDVD/CDで2002年リリースされ 〜中略〜 2003年のグラミー賞Best Long Form VideoとBest Short Form Videoの2部門でノミネート…」
いただいた資料に書かれていたことですが、なかなか実際の物を見たり聞いたりしないと、想像がつかないかもしれません。 ただ、とてもユニークで面白い発想で活動されている、ということはご理解いただけるのではないかと思います。
そしてこの1GIANT LEAP第2プロジェクトとして
「2SIDES 2EVERYTHING - The Dances of Opposites That Drives The Universe」 (全てにおける双方性/2面性/陰と陽)
というテーマで2004年から旅が再開され、ヨーロッパ、南米やアフリカでのレコーデイング を経て、この3月に来日されたのです。
来日にあたり、「日本の文化・伝統を守るとともに時代の変化、音楽の進化を理解する ミュージシャン・アーテイストとのセッション&コラボレーション、感性を呼び起こす文化人 とのインタビューを望んで」おられるということで、出演検討の打診をいただいたのでした!
世界の、ひいては人類の、さまざまな文化や音楽や歴史を一つの映像・音楽作品に するという活動に、とても興味を覚えました。 例えばアフリカの、原初を感じさせる音楽のように、人類に共通の、懐かしい感覚を 呼び起こす音楽があります。 狂言はそういった音楽とは違いますが、人間の「何か」に訴える表現は、 絶対に持っていると思うのです。
何か、できるはずだ!と思いました。
実際にCDも聞かせていただいて、波長が合うというか、心地よい作品だなあと、 素直に感じることができたので喜んで参加させていただくことを決めました。
ただ、全世界を旅した結果、膨大な量の映像と音楽がサンプリングされるため、実際に 出来上がった作品に反映されていない場合もある、というのが気になるところでしたが、 まあその作品が出来上がるためには、自分達とのセッションも大切な要素であったはず、 と思うことで得心しました。
そして3月9日、セッションが東新町の宗家宅で行われました。
すでにここまでで、ずいぶん長いご報告になってしまいました。 セッションの模様はまた明日、まとめたいと思います…。
(1GIANT LEAP http://www.1giantleap.tv/php/summary.php?id=1)
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