塗師平六(ぬしへいろく)玄惠法院作

都の塗師(漆細工の職人)が、越前の国に住む弟子の平六を頼って下ってくる。師匠がいては夫の商売の妨げと思った平六の妻は、夫は去年死んだと嘘をつく。